ISSUE 02 / 債務超過
債務超過になった会社は、
何から確認すべきか。
債務超過の金額だけで結論を出さず、支払いの見通しと事業の収益力を確認します。数字の背景を把握し、対応の順序を整理することが出発点です。
債務超過という状態が分かっても、次に何を確認すべきかは会社によって変わります。このページでは、用語の意味、赤字との違い、まず確認すべき数字と事実、取り得る選択肢を順に整理します。
このページで整理すること
・債務超過とは何か
・赤字と債務超過は何が違うのか
・まず確認すべき数字と事実
・資金繰りと事業継続を分けて考える
・取り得る選択肢を整理する
・帝国マネジメントが関与する場合
・赤字と債務超過は何が違うのか
・まず確認すべき数字と事実
・資金繰りと事業継続を分けて考える
・取り得る選択肢を整理する
・帝国マネジメントが関与する場合
01債務超過とは何か
債務超過とは、貸借対照表で負債が資産を上回り、純資産がマイナスになっている状態です。
ただし、帳簿の資産額と実際に回収・換金できる金額が一致するとは限りません。売掛金や在庫などの内容も確認します。債務超過だけで直ちに支払いができなくなるとは限らず、資金繰りの確認が別に必要です。
02赤字と債務超過は何が違うのか
赤字は一定期間の損益、債務超過はある時点の財政状態を表します。判断する対象と時間の捉え方が異なります。
赤字
一定期間の費用が収益を上回る状態。営業損益・経常損益・当期純損益など、どの段階の赤字かも確認します。
債務超過
ある時点で負債が資産を上回る状態。当期が黒字でも、過去の損失などにより債務超過が残る場合があります。
見る資料
損益は損益計算書、資産・負債・純資産は貸借対照表で確認します。支払いの見通しには資金繰り表も必要です。
03まず確認すべき数字と事実
財務だけを見て判断せず、事業と組織の状態を同じ時点で確認します。
財務
純資産、負債の内訳、直近の決算と試算表資産の回収可能性と負債の内容を確認し、帳簿と実態の差を整理します。
資金繰り
手元資金、入出金の予定、返済条件確定した入金と見込みを分け、支払期日ごとに不足の有無を確認します。
事業
どの事業・商品で利益が出ているか売上だけでなく原価や固定費を見て、改善が可能な事業・取引を整理します。
取引
主要取引先との条件、与信の状況取引の継続性、回収・支払条件、主要先への依存などを確認します。
組織
人員構成、業務の属人性、必要な人材改善を担う人材と権限、現場の協力体制を確認します。
04資金繰りと事業継続を分けて考える
資金繰りでは「いつ支払えるか」、事業の検討では「継続して利益を生めるか」を見ます。当面の資金確保だけでは、採算上の問題が残る場合があります。
短期の入出金予定と、収益改善に必要な期間をあわせて確認します。支払いが迫っている場合は、期日と金額を整理し、金融機関や専門家への相談を早めに検討します。
05取り得る選択肢を整理する
どの選択肢が適切かは会社の状態によって変わります。ここでは特定の方法を勧めるのではなく、検討の対象になり得るものを並べています。
改善
現在の体制で収益構造を立て直せるか。価格、原価、固定費などの改善余地と、効果が出るまでの期間を見ます。
再構築
事業・組織・経営体制の組み替えが必要か。残す事業の強みと、変更による取引先・従業員への影響を確認します。
経営参画
再生を担う人材を外部から経営側に迎えるか。必要な役割と権限、現経営者の意向、実行体制を協議します。
事業承継
次の担い手へ事業を引き継ぐか。候補者の意思、経営体制、承継までに改善すべき課題を整理します。
M&A
第三者への譲渡を検討するか。事業の価値、譲渡の対象、相手先、条件を検討します。成約や価格を保証するものではありません。
その他
法的手続を含むその他の選択肢事業継続の見通しが厳しい場合は、法的整理なども含め、弁護士等と早期に選択肢を確認します。
06帝国マネジメントが関与する場合
関与する場合も、経営者や現場に代わってすべてを代行するわけではありません。経営者自身が意思決定し、現場が実行の主体となる状態をつくりながら、同じ側に立って判断と実行に加わります。
関与できる範囲・条件は案件ごとに異なります。初回相談では現在の状況を伺い、必要な資料と確認事項をご案内します。債務の削減や資金提供をお約束するものではありません。
助言ではなく、実行。救済ではなく、再構築。
CONTENTS
01 債務超過とは何か
02 赤字と債務超過は何が違うのか
03 まず確認すべき数字と事実
04 資金繰りと事業継続を分けて考える
05 取り得る選択肢を整理する
06 帝国マネジメントが関与する場合
02 赤字と債務超過は何が違うのか
03 まず確認すべき数字と事実
04 資金繰りと事業継続を分けて考える
05 取り得る選択肢を整理する
06 帝国マネジメントが関与する場合
OTHER ISSUES
赤字経営
資金繰り
借入過多
後継者不在
事業再生
資金繰り
借入過多
後継者不在
事業再生
RELATED CASE
CASE 01 / 経営当事者としての参画
債務超過の会社に経営当事者として入り、事業再生を実行した。
RELATED METHODS